新人教育における経験学習とは?
KOB
リハタマ
具体的にどのように「自己調整学習」を促していけばいいの?
自己調整学習には「自己調整の循環モデル」があり、この循環モデルを循環することにより学習をすすめていくことが重要とされています。
さらに、発達状況に合わせた指導のポイントと自己調整学習を獲得する上で重要な「振り返り」のポイントも記事にしました。
これらのポイントが、新人指導をする助けになれば幸いです。
教育目標を到達を目指す自己調整された思考、感情、行為のこと
自己調整は予見・遂行・自己内省の3ステップがあり、この3つは循環しているといわれています。
●予見(見通す)➡学習活動の下準備をするプロセス
●遂行(深め進める)➡学習中に生じるもので、自らの注意や活動に対して直接的な影響を与えるプロセス
●自己内省(振り返り)➡学習後に生じるもので、自らの努力に対して反応するプロセス
それぞれの段階の特徴と自己調整できている学習者の特徴をみていきましょう
学習活動の下準備をするプロセス
予見とは課題前に行います。課題を解決するために目標設定します。目標を細分化することにより、段階的に目標達成できるように、計画する段階です。
予見段階のステップを自己調整できている学習者の特徴
●目標が明確、近くて手に届く、階層的になっている
●学ぶことに自信がある
●学ぶことに意義を見いだす
●「自分から」のやる気(好奇心、好きだ、楽しい)
●学び方(プロセス)がわかる
自己調整学習ー理論と実践の新たな展開へー
自己調整学習に関して研究している、自己調整学習研修会の本です。研究的背景から自己調整学習の理論が詳しく書かれています。後半には様々な事例を通して、具体的な自己調整学習の進め方が書いてあり、実践方法のイメージがつきやすくなる構造になっています。